東京大学GCL/情報理工学系研究科が主催となりスタートした、日本の若い世代のエンジニアから新しいプロダクトを生み出すハッカソン「JPHACKS(ジャパンハックス)」。昨年に続き、今年度も開催が決定し、JPHACKS 2015 の参加者募集をスタートいたしました!
今年は、昨年度と異なり、より開発者の皆さんが活躍できる環境づくりをつくるために、大きく変わったポイントを、今回紹介していきます!

3つの部門をつくり、画一的な評価をなくす

2014年開催では、「最新テクノロジー」に注目して、ビジネスになるかどうかを評価軸として審査を行いました。これにより、トップ9に選ばれたチームの中には、起業したチームも複数生まれていますし、IPAの未踏に採択されるチームが輩出される等、めざましい成果を収める結果となりました。
しかし、JPHACKSで採択(ノミネート)されなかった作品の中には、技術的に素晴らしいものや、世の中の社会課題を解決しうるサービスもありました。
運営事務局としては、「ビジネスになるかどうか(お金になるか)」という指標以外でも評価を行なうことで、こういった社会的に素晴らしいサービスも採択し、世の中に送り出したい、と考えました。
そこで、JPHACKS2015では、3つの部門を用意し、採択基準をそれぞれ設けることにより、様々なサービスをノミネートします。
2015年に設立した部門は以下の3つです。
「WorldChallenge部門(スタートアップビジネス分野)」
「Academic部門(研究開発分野)」
「CivicTech部門(社会貢献分野)」
上記により、ただビジネスに直結するか、プロフィッタブルなサービスかという判断を行なう(スタートアップビジネス分野)だけでなく、
技術的に今後研究していく魅力のある領域(研究開発分野)や、ITを用いた社会課題の解決可能性のあるサービスをノミネートする領域(社会貢献分野)について、採択を行なうことになります。

日本全国5エリアで、同時開催へ

昨年度は、東京大学本郷キャンパスにて開催されたJPHACKSですが、関東圏外からの参加者が参加しづらく、参加者は関東の学生に偏りがありました。
そこで、JPHACKS2015は、5つのエリア(4大学1都市)にて開催を行います!
北海道:北海道大学
東北:東北大学
関東:東京大学本郷キャンパス
関西:ミント神戸
九州:熊本大学
となり、参加者はエントリー時に希望エリアを出すことができます。

Github上での開発を推奨し、開発製品情報も審査軸の1つに

JPHACKSは、Github様からご後援をいただいております。
GitHubは2008年のサービス開始以来、年率100%という成長率で登録ユーザー数やレポジトリ数を伸ばしてきて、オープンソースの世界ではデファクトのプラットフォームとなっているサービスです。2015年6月現在、GitHubの登録ユーザー数は970万、レポジトリ数は2330万。
最近ではMicrosoftやOracleといったトラディショナルなIT企業もGitHubにレポジトリを用意するようになってきています。
JPHACKSでは、Githubからのご支援のもと、全学生に対して、Githubのプライベートレポジトリを無償提供を行い、
全学生がチームでのバージョン管理の考えを身につけてもらうとともに、Github上の製品開発情報も、”ハッカソン中のソフトウェア開発実装力”という審査軸で評価に加えます。
通常のハッカソンでの審査は、アイデアやプレゼンテーションスキルに左右されがちですが、JPHACKSではハッカソン中にどこまで開発されたものか、という点についても着目して審査を行います。


イベント概要

1. ハッカソンの部(Hackathon)

JPHACKS 2015 HACKATHONは、学生エンジニア・クリエイターのために 開催されるスタートアップ輩出、サービス開発を目的とするハッカソンイベントです。それぞれチーム参加を基本として、チームでのサービス開発を行なってもらいます。ハッカソン後は、ピッチとソースコードの提出を行っていただきます。その後、JPHACKS 審査委員会は審査を実施し、開催後1週間以内にピッチイベント参加チームを選出いたします。選ばれた上位15チームは、Finalのイベントにおけるピッチ権を獲得いたします。

開催日程 2015年11月28日(土)-29日(日)
開催場所 北海道:北海道大学
東北:東北大学
関東:東京大学本郷キャンパス
関西:ミント神戸
九州:熊本大学
参加人数 東京大学:100名前後
北海道大学、東北大学、ミント神戸、熊本大学:50名前後
参加資格 ・全国の大学生・大学院生・専門生・高専生の学生(学年不問)
・満18歳以上であること
参加費用 参加費無料(各ハッカソン/ピッチイベント会場までの交通費は実費個人負担)

2. 表彰・懇親イベントの部(Final)

JPHACKS HACKATHONの成果物発表の場として、ピッチイベント(JPHACKS Final)を開催します。
選出された上位15チーム(各部門ごと5チーム)が東京大学に集まり、教育機関、スポンサー企業、VC、アクセラレータ企業向けにピッチを行います。また、イベント後には懇親会を用意し、イノベーション創造のためのマッチングの機会を提供します。

開催日程 2015年12月12日(土)
開催場所 東京大学本郷キャンパス
参加人数 ・Final進出チーム15チーム・推薦チーム枠:100名〜150名程度(企業とのコラボレーションを希望する、ハッカソン出場チーム限定50チーム程度)
参加資格 ・全国の大学生・大学院生・専門生・高専生の学生(学年不問)・満18歳以上であること
参加費用 ・参加費無料(各ハッカソン/ピッチイベント会場までの交通費は実費個人負担)※ Final進出15チームに限り交通費補助あり(地方の場合のみ)

エントリー部門

2015年度は,以下の3部門にてエントリーをしていただきます。全国より各部門5チームがファイナルに進出することが出来ます。

World Challenge領域

世界に向けて、スタートアップをする、事業を興すことを希望するチームを選抜

Academic領域

学術や研究開発分野のテクノロジーを新しい社会的価値につなげるチームを選抜

Civic Tech領域

公共とICTの新しい関係を模索するチームを選抜

参加の流れ

1. エントリー(10月31日一次締切)

  1. 当エントリーフォーム送信(基本情報)
  2. エントリー情報(チーム、希望開催場所情報)・選考情報(開発・研究経験など)の送信

2. 参加者発表(11月より随時発表予定)

  1. 参加確定者へメールにて通知
  2. 参加者ガイドライン配布

3. ハッカソン参加(11月28、29日)

4. 表彰・懇親イベント開催(12月12日)


皆様のエントリーをお待ちしております。